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温暖化論の父:アレニウスに敬意を表してのことであろうか 地球温暖化係数GWP(Global Warming Potential)の基準となる分母には 二酸化炭素が据えられている。
だが、
この先百年程度の温暖化を考えた場合 二酸化炭素の影響は軽微であろうとのみかたもある。
二酸化炭素研究の権威においても 倍に増えた場合の影響が 0.65度程度だかと見積もっている場合もあるようだ。二酸化炭素については 気候感度が低下してきている。限界効用 1991年ごろ基準CO2温暖化係数逓減の法則的な 漸化傾向、
また、二酸化炭素影響が あとあとほど効いてくるというのは 二酸化炭素の効果寿命が長いみたいからのようで、効果の半減期が あるのかないのか、たぶん CH4とCO2のAGWPの異なる様相が 参考になるのではないか。
AGWPとは? - 霊賽 - 数理っぽく?:http://f.hatena.ne.jp/raycy/20140202164510
このAGWPないしAGTPの差が 阿川の言う 今効いているのはメタンが主、 このままでは ゆくゆくはCO2ってことなのだろう と。百年二百年三百年とたつにつれてCO2のAGWPがついにCH4のAGWPを追い抜く。(ただし 先述のように ここからのCO2の倍化は さほど気候感度がない との意見もある。)
阿川の「T-CO2メタン連動システム」と例示を参考にして 当てはめれば 効果ガスによる温度気温上昇をパラメーターに介するようにして 凍土や氷河 海面水面湿原などからの 人為の間接的作用によるメタンや二酸化炭素の発生が 従動的に加速が促される。
二酸化炭素の温暖化能は その効果を実験で実感することが 割と容易そうだが、 他の メタン、一酸化ニ窒素、となると、中学校の実験室での赤外線照射実験程度では なかなか GWPの大きさの差までは理解しがたいような 結果となる。教材研究の現場での実験によれば
本研究では,中学校理科で取り扱われやすい環境問題の中でも地球温暖化のメカニズムと温室効果ガスに焦点をあて,二酸化炭素,メタン,一酸化二窒素,ブタンの温室効果の検証実験を行い,その結果とそれぞれの温暖化係数(二酸化炭素:1,メタン:21,一酸化二窒素:310)との関係の考察を行った。
CiNii 論文 - 温室効果ガスの検証実験と中学校における教材化に向けた基礎研究
むしろ だからこそ シミュレーションやら理論やらの卓抜さを学ぶ場ともなる?
いや どうすれば うまくじっけんできるかを考えるのだ さあ。
この 温暖化係数の確定にむけて、巨大実験箱物ドーム建設の たぶんおふざけ提案をみたが、
私としては各温室効果ガスの温室効果検証実験でダメ押し的な決着をつけるために、東京ドーム位の大きさ(それよりも大きくてもよいが)の半球状ドーム状の施設を建設して欲しい。
ドームの下面は地面や人工池や作物で擬似的地表面とする。
CO2やCH4やN2Oの濃度をいろいろ変えて、シュミレーションの予想と一致を確かめる訳だ。ドームへの入射太陽光も連続的強度を変えられるようにする。 素粒子物理では理論と実験が両輪で進歩していく。温暖化科学も見習うべきだろう。
建設費用は大したことはないのはすぐ分かる。
no title
こんなのでは 大気の窓の影響や、凍土や氷河海面からの気温上昇による正フィードバックや、成層圏への影響挙動などにかんして 何も 得るものが 期待できない、。いやまてよ? 巨大フラスコ、それはそれで なにかうるものは あるのかな、、。大気を混合したときの交差項 交互作用の測定? 、それもあるか、、何を実験したいのやら、、
たぶん大気の窓の外、人工衛星で なにか 試みているようである。まずは 観測から。
NASAの地球観測衛星Aquaの赤外データAirsが面白いーー「大気の窓」を自分で確かめる : toshi_tomieのブログ